自転車の鍵紛失!警察で壊してくれる場合とダメな場合

交番や警察署まで持ち込めば、必ず鍵を壊してくれるわけではありません。
なかにはこんな経験をした人もいます。


自転車の鍵紛失!警察で壊し・・の画像

鍵がかかった車輪を持ち上げて、やっと交番に着いたら「できません」と言われた!!


片輪を持ち上げて自転車を運ぶのって結構つらい作業なので、
無駄足にならない為にも、交番で対応してもらえるか事前確認が大事です。

警察は、ガキを無くして動かなくなった自転車の対応が本業ではありません。
どちらかというと担当警察官の善意でやってくれるものと考えておいたほうがいいです。

ですので、100%対応してくるという話ではそもそもないのです。

では、まず警察側の事情でやってもらえないケースを見てみましょう。

警察側の事情でやってもらえないケース

警察がやってくれることは、鍵の解錠ではなく、鍵の破壊です。

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ボルトクリッパーというペンチの親玉みたいなもので、鍵自体を破壊して、自転車が動くようにしてくれます。
普通のワイヤー錠や馬蹄錠でしたら、問題なく切断してもらえます。

ボルトクリッパーがない交番もある

ただし、すべての交番にボルトクリッパーが備え付けてあるわけではありません。

当然、壊す道具がない交番では対応してもらえません。

無人の交番もある

交番というと必ずお巡りさんがいるイメージですが、時間帯によっては無人の「空き交番」になっていることも珍しくありません。

運悪く警察官のいないタイミングで、自転車を持ち込んでも、当然対応してもらえません。

あなたに求められる条件

警察官も駐在していて、ボルトクリッパーも常備している交番であっても、
あなたが以下の条件をクリアしていないと警察で自転車の鍵を壊すことはできません。

  • あなた本人の名前で防犯登録してある
  • ・本人確認できる身分証を持っている

この2つの条件が、きっちり満たされることが必要です。

防犯登録されているか

自転車の鍵紛失!警察で壊し・・の画像

自転車で購入すると引き渡し時に防犯登録をしてもらえるので、普通に本人が自転車の店舗で買った場合は、自分で意識していなくても防犯登録されているでしょう。
自転車のサドル下やハンドル下のフレーム部分に黄色いシールが貼られていたら防犯登録済ということになります。

問題なのは、

  • ・ネットで買った
  • ・フリマアプリで買った
  • ・友人、親族から譲り受けた

こういったケースでは、防犯登録していなかったり、名義があなた名義になっていない場合が多いです。
防犯登録の黄色いシールが貼ってあっても、あなたの名義でないと、話がややこしくなるので交番に持ち込まないほうがよいでしょう。

本人確認できるか

また、次が結構困るのですが、本人確認できる身分証の提示が必要となります。

具体的に何が必要なのか警察署に確認したところ、その方はこう言ってました。

  • ・運転免許証
  • ・パスポート
  • ・健康保険証
  • ・学生証

など、国や学校などの機関が発行していて、できれば顔写真付きが望ましいとのことです。

自転車に乗るのに免許やパスポートは普通持たないので、この身分証の提示のハードルが高いと思います。

実は、過去に盗んだ自転車の鍵を警察に壊して開けてもらったという犯罪が実際にあったそうです。
こんなことが再発しては、警察は何やってるんだ!と炎上してしまうので、本人確認が厳格なのは仕方ないかもしれません。

警察で対応してもらうには

警察に対応してもらう条件を整理します。

  • ・自転車を持ち込める
  • ・本人名義で防犯登録済
  • ・身分証を持っている
  • ・交番に鍵を壊す道具がある
  • ・交番に警察官がいる

この条件が、すべてOKでしたら、交番での対応が可能です。

交番に鍵を壊す道具があるとか、今、警察官がいるかどうかは問合せしないと分からないので、
必ず、最寄りの交番や警察署に事前に連絡して確認を取ってください。

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